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開発チームがお届けする、2022年1月のYAMAP

こんにちは。YAMAPプロダクトマネージャーの土岐です。2022年、YAMAP開発チームがお届けする、新しい連載記事をスタートします。

(冒頭の写真はYAMAPユーザー まーくん さんの日記のものを使用させていただきました)

はじめに〜この連載記事の紹介〜

みなさんご存じの通りYAMAPは、一年を通して新しい機能や改善が頻繁にリリースしています。その内容は、YAMAP INFOブログ やアプリ内で随時お伝えしています。しかし、そこでお伝えしている情報は実は氷山の一角・・・!伝えきれていない情報がたくさんあるのです。機能の便利な使い方をはじめ、おすすめ情報はもちろん、書き切れない機能開発の裏側、YAMAP開発にかける我々の熱く、若干暑苦しい想い。それらはどこにも残らず消えてしまうのみ・・・これはもったいない。

ということで、2022年1月から本連載「開発チームがお届けする、○月のYAMAP」を始めます。YAMAPの開発チームが、新しい機能をリリースすると共にその機能の裏側などを紹介していきます。せっかくの場なので、ヤマップという会社の内側で起きているメンバーの話題や、山に関する雑談なども交え、楽しくワイワイガヤガヤとやっていきたいと思います。よろしくお願いします。

2022年1月は例年よりも雪の多い季節に

さて1月です、2022年が始まってもう1ヶ月が経ったわけであります。冬のシーズン、みなさんはどのような山ライフを送っていますでしょうか?今年は例年よりも降雪が多いようで、どっぷりと包まれた雪山で、どっぷりと雪山ライフを送っている方も多いようです。また積雪の無い低山を攻める人、夏山に向けてトレーニングに励む人、様々に冬を楽しんでいる方がいますね。

ちなみに私は、岩が大好きなフリー・クライマー(実力はヘッポコ)。年始の1月2日から福岡県八女市の日向神にフリー・クライミングに行ってきました。日向神は福岡市内から近いにも関わらず、迫力のある岩壁や山奥に広がる良いエリアです。

福岡県・八女市の日向神に広がる岩壁

九州は何だかんだで、冬でもクライミングができます!(良いところですよね〜)意外にも多くのクライマーが集まり、餅を焼いたりぜんざいを食べたりで、まるで新年会。楽しく登りました。私は目標のルートがあったのですが、今回も登れず・・・(1年ぶり3回目の敗退)。2022年中のリベンジを誓いました・・・!

①群馬県警とYAMAPが連携!登山届が自動で提出されるようになりました

さて、本題の2022年1月のYAMAP。なんといっても大きな話題は、 YAMAPと群馬県警が連携を開始したことです。「群馬県警と連携を開始」という字面だけ見ても何のこっちゃですよね。この連携、YAMAPに登山計画を出せば、群馬県の場合は群馬県にも自動的に登山届を出してくれるようにするためのものなんです。

登山届といえばアレですよね、山に登るときに登山口にあるあのボックス。

可愛い登山届ボックス(YAMAP ジュンジュンさんの日記より)

登山をやる方ならば、あそこに手書きなりプリントした登山届を入れた経験があるかと思います。登山前の重要な儀式ですね。登山届けは、万が一の遭難があったときに、捜索のための超重要な情報となります。

ただこれは、やはり面倒・・・。紛れもない事実であります。せっかくYAMAPを使って便利に登山計画を立てられるのだから、このボックスに入れるところまでYAMAPで自動的にできないの?という声をいただいていました。このたび、群馬県警の多大なご協力により、この「登山届の自動提出」を実現できた次第です。群馬県警の方々に感謝です。

ちなみにYAMAPでは、他の都道府県では長野県とも同様の連携を行っており、長野県に登山計画の自動提出を行うことも既に可能になっています。

ぜひみなさん、登山計画を作成し、提出して山に登りましょう!登山計画というのは本当に重要で、もし遭難した場合にこれがあるかどうかで、発見までの時間が大きく変わってきます。例えば、「何時に下山予定だったか」が分かれば、捜索開始を行うまでの時間を短縮することができます。また、どのルートを通っていたか、食料はどのくらいあるか、どのような装備をしているか、などは捜索のために非常に重要な情報となります。

YAMAPの機能を紹介しつつ言うのはアレですが、正直、YAMAPを使わなくても良いです。どんな低山であってもきちんと登山計画を立て、家族や友人に共有し、登山届を提出することが大切です。安全のために必ず登山計画を立てましょう!でも、YAMAPを使えば、超簡単に登山計画を作り、提出することができるんです。下の動画のような感じですね。

②Instagramストーリーへのシェアが超簡単になりました

1月のYAMAPではプチ改善もたくさん行われています。その中の1つとして、みなさんにお知らせしたいのが、活動日記をInstagramのストーリーで共有することが簡単にできるようになったことです。活動日記のシェアマークから、Instagramのアイコンを押せば、超簡単に活動日記をストーリーにシェアすることができます。

これまであったTwitter、Facebookへの連携アイコンの中にInstagramアイコンの仲間入りです。ぜひ活用して、YAMAPをガンガンシェアしちゃってください。YAMAPのアイコンが他のSNSで流れているのを見ると、メンバー一同喜びます!

ちなみに、私(40代)は、この機能に関する企画会議の中で「ストーリーよく使ってますよ!」と発言しました。実はこれまで2回しか使ったことないので、大分話を盛ったという次第であります。

③トレラン大会で活躍する「YAMAPトラッキング・システム」が大幅アップデート!

実はYAMAPは、トレイルランニングの大会向けに、選手の位置を把握するたのシステム「YAMAPトラッキング・システム」を提供しています。

YAMAPアプリのみまもり機能を利用したこのシステムは、大会のスムーズな運営を支援すると共に、万一事故が発生した場合に参加者を捜索するためにも使用されます。安全のためにもとても重要な機能なんですね。

すでにいくつかの大会への導入が進みつつあり、トレランの大会に参加している方はいつか使用することもあるかもしれません。ぜひその際は「あ! これがあの機能か!」とこの記事を思い出していただけると幸いです。

そしてこの機能が、2022年1月に大幅にアップデートしました。

地図上でゼッケン番号が表示されるようになり、どの選手がどの位置にいるのかが一瞬で分かるようになりました。さらに、コースアウトしている選手を黄色で表示したり、また一定期間動いていない人を赤で表示したりするようになりました。体調不良や道迷いが起きている可能性のある、注意するべき人がすぐに分かるようになったという訳です。

さらにこれらの選手の位置情報は、これまで大会の運営者向けだけに提供されていたのですが、一般の方にもこの情報を公開することができるようになりました。これによって、例えば大会に参加したお父さんを家から応援することが可能になリます!長い距離を走るというのはランナーにとってはなかなか孤独なものですが、位置が分かって応援されていると分かれば励みになりますね。

これ以外にも小さな改善が多く行われています。トレラン大会関係者の皆様がもしこれを読まれていて興味を持たれた方がいれば、ぜひお問い合わせください!YAMAPはトレラン大会を応援しています。

このような機能を提供していることからも想像できるかもしれませんが、実はYAMAPのメンバーにもトレランをやっている人が多いんです。2021年12月、東京オフィスのトレラン好きが集って「ゆるっとトレラン大会」が高尾山で開催されました。

主催したのはUTMB出場経験者、YAMAP STOREの坂本隊長。とはいえ初心者OKでゆるーくワイワイと行われ、快晴のもと山を楽しく駆け回ることができました。もちろんYAMAPも大活躍しました! 

不思議な構図で記念写真をする東京オフィスの面々

④「さがす」タブのアップデートなどが予定されています

さて、1月のYAMAPは以上となります。今回紹介した以外でも、YAMAPの中ではさまざまなアップデートに向けた準備が進んでいます。お伝えしたいけどお伝えできない内容が沢山あり、心苦しいところ・・・!

1つだけ先んじてお伝えすると、もうすぐ「さがす」タブの内容が大幅にアップデートされ、登りたい山を探すのがもっと便利で楽しくなります!リリースした際にはこちらで詳しく紹介するので、ぜひ楽しみにお待ちください。

他にも登山を楽しく、安全にする機能が着々と開発されています。進化していくYAMAPの姿をこれからも見守っていただければ幸いです。

引き続き、YAMAPをよろしくお願いします!

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