見出し画像

開発チームがお届けする、2022年2月のYAMAP

こんにちは。YAMAPプロダクトマネージャーの土岐です。早くも2ヶ月が過ぎ去っていった2022年、みなさんいかがお過ごしでしょうか?YAMAP開発チームから、最新のYAMAP情報をお届けします。

とにかく寒かった! 2022年の2月

みなさん、2月は山にどれくらい行きましたか?私の感触として、とにかく2月は肌寒かった気がしているところ。実際のところどうだったんだろうと思い、気象庁の発表を見たところ、以下の発表が。全国的に1〜2度低い気温だったようです。どうりで寒いわけだ!

東・西日本の気温は低く、東・西日本日本海側の降雪量は多くなりました
冬型の気圧配置が強い日が多く、強い寒気の影響を受けた東・西日本の気温は低く、東・西日本日本海側の降雪量は多くなりました。また、東日本日本海側では、降水量は多く、日照時間は少なくなりました。

気象庁|報道発表資料 令和4年報道発表資料 > 2月の天候

気象庁|報道発表資料より引用

寒い=雪が多い!ということで、福岡のYAMAPスタッフでは雪山企画が実施されました。百名山でも知られる大分県のくじゅう連山は、冬にお手軽にスノーハイクができることでも知られています。初アイゼンに挑戦するメンバーも交えて、ワイワイとスノーハイクを敢行しました。

凍結したくじゅうの御池ではしゃぐYAMAPの人々

まだまだ雪や氷は多くありそうなので、スノーボード、スノーハイク、アイスクライミングなど冬の山アクティビティも楽しめそうです。また、低山ハイクやクライミングなどなど、やれることは盛りだくさん。山が待っています。寒さに負けずに山を楽しみましょう!

フィールドメモが大幅アップデート!下山後に投稿できるようになりました

それでは、本題のYAMAPのアップデート情報です。今回は大きな話題が2つあります。まずは1つめ、フィールドメモの下山後投稿機能です。

山を登っていたら「この場所は少し危ないな」「この場所は景色が良いなぁ」と思ったことは誰しもありますよね。そう思ったら、誰かにそのことを伝えたくなるのが人情です。こういうときに、そう、フィールドメモ機能の出番です。登山中、危険箇所などの情報を地図上に残すことができるこの機能。2019年のリリース以来、みなさんのフィールドメモ投稿のおかげで、役に立つ情報が順調に地図上に増えてきております。感謝です!

ただこの機能、開発チームとして、どうしてもアップデートしたい欠点がありました。それが、「登山中しか投稿することができないという欠点です。登山中は何かと忙しく投稿する時間を取るのが難しいのが事実です。「人と一緒に登っているので投稿する時間が取れない」「危険箇所なので素速く通過したい」・・・こんな欠点を克服したのが、今回のアップデートです。

2022年2月にリリースされたこの機能で、下山後に活動日記の写真からフィールドメモを投稿できるようになりました。これにより、登山中は写真を撮っておくだけで、後からフィールドメモを投稿できるようになりました。ぜひぜひ気付いたときに写真を撮って、バシバシフィールドメモを投稿してください!

活動日記の写真からフィールドメモを投稿

そして今回の修正では、フィールドメモの評価に関するアップデートもされています。活動中に通過したフィールドメモを後から確認して評価がしやすくなっています。以下のようにな手順で簡単に評価が可能です。

下山後のフィールドメモの評価の方法

フィールドメモの評価、みなさん行っていますでしょうか?実はフィールドメモは、良い評価が集まれば地図上に長く残るという仕組みになっています。逆に悪い評価のものは消えていきます。つまり、評価をすれば有益な情報が地図上に残り、これから山に登る人をサポートすることにつながるというわけです。ぜひ積極的に評価しましょう。(※ちなみに悪い評価をした場合は、投稿者への通知はありません。気にせずに評価することが可能です)

私は、できるだけフィールドメモを残すようにしています。誰かに「参考になった」という評価をされると通知が来るのですが、これが妙に嬉しいです。「誰かへの置き手紙が届いた。そして喜んでもらった!」というような喜び。これはYAMAPを使って他の登山者と繋がっている醍醐味を感じるポイントです。ぜひみなさんもこの喜びを味わってみてください!

さがすタブで行きたい山を探しやすくなりました

もう1つの大きなアップデートが「さがすタブ」です。さがすタブで「山頂」から探せるようになり、より直観的に行きたい山を探しやすくなりました。

「さがすタブ」はこれから登ろうとする地図を探し、ダウンロードする場所です。登山者はたいていの場合、「山」から地図を探しますよね。「〜山が含まれた地図が欲しい」「〜山ってどこにあるんだろう?」と探すことが多いと思いますが、このとき、以前の「さがすタブ」は地図の中身を見て山を探す必要があり、少し面倒でした。

これをもっと直観的に「山」および「山頂」から地図を探しやすくしたのが今回のアップデートになります。新しいさがすタブでは「山頂」が地図上に表示されており、すぐに対象の山を見つけることができます。地図をざっと見て、「あ、この山!」という感じでさっとその地図をダウンロードする、そんな使い方が可能になりました。

また、山の名前で検索することもできるようになりました。地図から探さずに、山の名前から対象の山を探して地図をダウンロードすることが簡単にできます。

さらに、さがすタブで山頂のアイコンをタップすると、山頂の詳細な情報を確認することができます。その山頂は、今自分がいる場所からどれくらい離れた場所にあるのか、どのくらいの標高なのか、そしてどのくらい登っている人がいるのか(人気なのか・人が少ないのか)がわかります。「次どのような山を登るかな〜」と考えているときに、地図を見ながら山を次から次にタップして巡りながら探す、というようなことが簡単にできるようになっています。

ということで「さがすタブ」が山頂から探せるようになり、「行きたい山」をYAMAP上で探しやすくなったというのが、今回のアップデートです。「この冬にまだ行ける山はどこかな?」と山を探してる方、ぜひこの新しい「さがすタブ」で山を探してみてください! きっとお気に入りの山が見つかると思います。

さらに「山を探しやすく」「地図を見やすく」なります

というわけで2022年2月は大幅なアップデートが2件行われましたが、YAMAPの進化はまだまだ続いています。

例えば「景色の良い山はどこだろう?」「登り応えのある山は?」などその山の特徴によって山を探しやすくなるときもありますよね。そんな要望にお応えする「さがすタブ」のアップデートが近日予定しています。

さらに、地図も「よく人が通っている人気のルート」と「あまり人が通っていないマイナールート」がパッと見た目で分かるようになったりと、さらに情報が充実して見やすくなる機能を作っています。

これらの機能は、今後みなさんにお届けできる準備が整えば、随時紹介していきます!少々お待ちください。

それでは、2022年3月も楽しく安全に山を楽しみましょう。おつかれ山!