コミュニティの共助の力とは?
株式会社ヤマップ代表の春山です。
お盆の時期、経済Webメディア「News Picks」にYAMAPを取り上げていただきました。
その中で、「コミュニティはライフラインであり、共助の仕組みです」と伝えました。ただ、動画や記事の中で、私が実感しているコミュニティの価値や共助の可能性を、うまく伝えきれたかどうか心許ないところがあります。
ちょうど昨日、コミュニティの共助の力を感じる事例があったので、紹介したいと思います。
国見岳で遭難、6日ぶりに救助される
8月10日、熊本県と宮崎県の県境の山・国見岳で男性お一人が遭難してしまいました。その6日後、ご家族、関係者、救助隊の方々の懸命な努力が実り、無事に生きて発見・救助されました。(よかった!)
奥様をはじめご家族の方々、現場で捜索にあたってくださった救助隊のみなさん、情報拡散をするなど心を寄せてくださったユーザーさん、いろんな方々の努力とあきらめない気持ちが実り、今回の救助につながりました。
ユーザーさんが情報を拡散してくださったり、
遭難救助にあたる方々が、活動日記を投稿して捜索の現状を共有してくださったり、
実際に遭難者を発見した方が、そのときの状況や気持ちを共有してくださったり、
遭難救助にたずさわった方からメッセージをいただいたり、
遭難対応にあたる社内メンバーからもよろこびの反応があったり、
1件の遭難の裏側には、関わっている人たちの行動や思いが集積しています。こういったものぜんぶを含めて、コミュニティの共助の力だと私は思っています。
コミュニティが持つ共助の力を体験したり、垣間見る中で、私自身、学んだり、教えられることが多いです。命に関わっているサービスであることを忘れず、山や自然を愛するユーザーさんと一緒に、共助と善意が循環するコミュニティを、YAMAPで育んでいきたいと思います。
お願い
遭難事故にあうことがないよう、山に入るときは下記を携行・活用してください。低山こそ道に迷いやすいです。
登山GPSアプリ(*)
スマホの充電バッテリー
紙の地図とコンパス
行動食、非常食
ヘッドランプ
登山保険への加入
* 登山GPSアプリは、YAMAPでなくても構いません。自分に合う登山GPSアプリを見つけて、活用してください。道迷いの多くは、登山GPSアプリを活用すれば、回避できます。
* YAMAPの場合、ご家族やご友人と、山での位置情報を共有する「みまもり機能」があります。この「みまもり機能」を活用することで、遭難救助がスムーズに行く場合があります。無料で使えます。ぜひご活用をください。