YAMAP2019年振り返り企画 - 株式会社ヤマップ編
こんにちは。YAMAPのPR 﨑村です。
2019年の終わりも間近、多くの企業の例に倣って、ヤマップも2019年の軌跡を振り返ってみようかと思います。
▼ プロダクトの振り返りはこちら ▼
会社全体としての総括
2019年は、会社の核となる「人」が、深く広く集まりました。
CXOとしてTHE GUILD 安藤さん、データ分析・マーケティング・ECのスペシャリスト、コーポレート機能を強化するスタッフ。その他にも業界や国籍問わず、多様で専門性あるメンバーがどんどんとジョインしてくれました。
新旧メンバーが力を合わせた結果、機能面・デザイン面・インフラ面含めて劇的に進化。ベンチマークとしている数字も良い方向に推移しています。(プロダクトの振り返りは、別途ポストします!)
また、2019年は登山・アウトドアを軸に、あたらしい事業やイベントなどが一気に増えた年となりました。ここからは、その内容をダイジェストで紹介していきます。
1.こだわりの商品ラインナップ、「YAMAP STORE」がスタート
YAMAPがモノの販売に本格的に着手。YAMAPメンバーが目利きしたこだわりの商品を、丁寧な記事(商品ひとつひとつにちゃんと紹介記事があるんです)と一緒に販売をしています。アウトドアブランドと新しく取引を始めることは一般的に難しいと言われるのですが、ECチームが真摯に対話をして着実に取扱商品を増やしています。
中には、アウトドア業界大注目のゼインアーツのテントなども。オリジナル商品や別注商品も増えているので、これからの展開がますます楽しみです。
2.ユーザーと一緒に「YAMAP登山保険」をリニューアル
登山保険に関するアンケートをユーザーに実施し、YAMAPが提供していた登山保険の内容を見直しました。そうして出来上がった保険が、
✔︎ 1日単位から、スマホだけで手軽に入れる
✔︎ スマホやカメラ、登山ギアの破損や盗難にも対応
という特徴をもつYAMAP登山保険です。
「登山保険をマナーに」をスローガンに、様々なコンテンツやキャンペーンを展開しました。
3.メディアにも本腰、「YAMAP MAGAZINE」がスタート
「これからの登山文化をつくるメディア」をコンセプトに、0からつくりあげたメディアです。豪華執筆陣による記事の他に、他分野の方の記事や、YAMAPアプリと連動した記事を展開中です。
また、「記事」という形にこだわらず、動画・イベント・YAMAPユーザーとの双方向的な企画など、あたらしいメディア像を目指しています。まだまだ始まったばかりのメディアですが、これからの展開に期待です。
4.山と街を巡る旅を提案する「環」がスタート
山と街を巡る旅を提案する「環」がスタート。山に行く人は山に行って終わり。街に行く人は街に行って終わり。そんな山と街の関係を、もっと循環ある形にしていきたいという思いで生まれた事業です。
自治体様向けのソリューションとして、鋭意営業活動&コンテンツのブラッシュアップを行なっている最中です。(インバウンドにも対応できます)
5.新有料会員制度「YAMAPプレミアム」がスタート
2019年11月にYAMAPの有料会員制度をリニューアルする予定だったのですが、当初予定していた内容に対してユーザーさんから様々なご意見をいただき、急遽リニューアル説明会を実施しました。福岡のYAMAP本社にユーザーさんにお越しいただき、オンラインでも多くのユーザーさんの参加がありました。
当日は、YAMAPとユーザーさんが直接言葉を交わし合い、結果として内容の見直しを決定。急ピッチで開発を進め、12月に無事リリースとなりました。
スムーズに進められなかったことは反省なのですが、八方よしを目指すYAMAPらしい決め方だと思います。
6.山と調和するフェス「CALLING MOUNTAIN」を初開催
九州が誇るくじゅう連山の麓のやまなみキャンプ場を舞台に、自然と調和するフェス「CALLING MOUNTAIN」を開催しました。音楽が主役ではなく、トークショーやワークショップ、フードやマーケットなどのすべてのコンテンツが山と繋がっていて、どれもが主役というコンセプトで走り切りました。
大山の麓に住むアーティストOLAibiさんをホストとして迎え、彼女がコンセプトに似合うアーティストに声をかけて演者を募っていく、という方法を取ったのも特徴的だったなと思います。
自社ながら僭越ではありますが、本当に最高の雰囲気でした!
7.山のあたらしい学びの場「YAMAPアカデミア」をスタート
山の世界には、あたらしい「学びの場」と「コミュニティ」の形が必要だ。
という登山家の花谷さんの想いに応え、山のレジェンドたちの言葉を直に聞く場づくりをスタートしました。
第1回目のゲストは、世界に14座ある8000m峰を完登し、日本人初の14 Summiter(フォーティーン・サミッター)となったプロ登山家の竹内洋岳さん。
日常の中では触れることのできない、冒険のリアルがビシビシと伝わる場でした。また、参加型のワークショップも好評で、参加者のみなさんにも多くの学びがあったのではと思います。
これからも、様々な山のレジェンドたちが登場予定です。
8.富士急行や三菱自動車など、企業タイアップ続々
YAMAPは企業向けに登山・アウトドア文脈でのブランディングやプロモーションのお手伝いをしています。2019年はいろいろなプロモーションに携わらせていただきました。
富士急行様とは、富士山が見える山をYAMAPがセレクトし、その山を登るとピンバッジがもらえるという企画を行いました。企画は大好評で、広告・クリエイティブの専門誌「ブレーン」にも人を動かす好事例として取り上げていただきました。
また、三菱自動車様との取り組みではイベント内でのアウトドアコンテンツの提供のほか「HIKE & XXX」というシリーズで、山登りと様々なアクティビティを掛け合わせた野遊びを提案。三菱自動車のアウトドア文脈でのブランディングに貢献しています。
9.トレイルランを持続的で安全に。「KZKRプロジェクト」を開始
あたらしい山をつくろう。を掲げるYAMAPとして、トレイルランの世界でできることはないか。登山と同じ山を舞台とするトレイルランに大きな可能性を感じ、始まったプロジェクトです。
KADOKAWAから出版されたトレイルラン漫画「カゼキル」の企画協力を始め、トレイルラン大会向けの地図の提供や、イベントの開催など精力的に動いています。トップランナーや大会の運営サイド、メーカーのみなさんとも協力をして、2020年はさらなる大きな動きが取れそうです!
最後に
2019年を通して、YAMAPはより強い組織になったと感じます。この組織の力を世の中に対する大きなインパクトに変換できるよう、2020年も引き続き、長くて険しい縦走路をしっかりと歩んでまいります。
今年は大変お世話になりました。
それでは、良いお年を。