見出し画像

YAMAPが250万ダウンロードを突破しました | 活動日記数は累計で1,200万件に

こんにちは。YAMAPの﨑村です。

YAMAPのアプリダウンロード数が、2021年の6月に250万ダウンロードを突破しました。国内の登山人口は650万人前後と言われているので、登山者の3人に1人はYAMAPをダウンロードしたことがあると推測されます。

画像5

また、YAMAPのユーザーさんが投稿する活動日記数も、2021年7月時点で累計1,200万件弱となりました。2021年の5月だけで見てみると、前年比187%に成長。1ヶ月で58万件もの活動日記がYAMAPに投稿され、過去最高の数字を記録しています。平均すると1日あたり約2万件の登山者の活動日記が投稿されているという巨大な登山データベースとなっています。

画像5

今回は、この成長を陰で支えているYAMAPの取り組みにも触れたいと思います。


YAMAPのコアである登山地図が進化

YAMAPのコアである登山地図。これまでは専任のメンバーが手動で新規作成や修正を行ってきました。しかし、YAMAP内にデータ分析チームができたことにより、ユーザーさんの軌跡ビッグデータをもとに地図の修正や新しいコースの追加を半自動的に行う「伊能忠敬プロジェクト」が発足。これにより、爆発的なスピードで全国の山の地図がアップデートされていっています。

スクリーンショット 2021-07-08 10.42.18

毎日のように追加されていく地図やルートたち


さらに、2020年後半に実装された「フィールドメモ機能」も、今やYAMAPの地図の大事な要素となっています。フィールドメモとは、登山中に見つけた「迷いやすい場所・危険な場所・絶景ポイント」などを地図上にメモをすることで、他のユーザーさんに共有ができるというもの。登山のカルチャーである「共助」をそのままアプリに落とし込んだような機能です。

画像2

登山道は生き物です。天候や倒木などの影響で、あっという間に状況が変わってしまいます。多くの山の地図にフィールドメモがあるので、登山計画を立てる際にぜひ参考にして欲しいです。


安心・安全のナビゲーション機能の充実

この半年でYAMAPプレミアムに大きな機能が3つ追加されました。それが「ルート外れ警告」「歩行ペース表示」「到着時刻予測」、通称ナビゲーション機能です。

ルート外れ警告:登山道を外れたら、YAMAPが音と振動で道を外れたことを教えてくれます。スマホを見ていなくても気がつけることが大きなメリットです。

歩行ペース表示:登山中に歩いている自分のペースを、標準的なコースタイムと比較して表示してくれます。ペースが速すぎてバテてしまうようなケースを防止できます。活動日記で細かくペースを振り返ることも可能です。

到着時刻予測:登山計画を立てて活動開始をすると、各ポイントの予測時刻が地図上に表示されるようになります。登山の計画が当初からズレてしまっても、地図を見て「山頂に何時に着くのか?」を再計算する必要もなくなります。

ちなみに、機能をちょっぴり楽しく紹介する動画もつくっています。ぜひ見てみてください。


みまもり機能の位置情報が命を救う。待つ人の力になる

YAMAPのみまもり機能が遭難救助の現場で役立った。残された家族の方にとって大きな意味があった。こういったケースがこの半年で増えています。

画像3

遭難救助の事例はこちら

みまもり機能による位置情報の痕跡は、救助をする側からすれば効率的に捜索範囲を狭められる大きな判断材料であり、捜索人員の選択と集中が可能になります。遭難者がどこにいるのかが分かっているということは、待つ家族にとっての心理的負担も軽減されるはずです。

これらの救助の背景では、YAMAPのメンバーが警察と連携をして迅速な行動をしています。いつ起こるかわからない遭難、YAMAPのメンバーがそういった緊張感の中で動いていることをぜひ知っていただけたら嬉しいです。

遭難発生時に対応をするYAMAPメンバーのストーリーはこちら


YAMAPはいち登山アプリに留まらず、山のインフラサービスを目指しています。長引くコロナ禍の先、自然やアウトドアの価値は必ず今よりも高まっているはずです。その時、登山やアウトドア業界を牽引する存在でありたい。その自負と責任感も持ちながら、今後もより良いサービスの開発を続けてまいります。